NPO釜ヶ崎 現場通信 82号
11月15日 民主党の岡田代表が釜ヶ崎を視察。
民主党の岡田克也代表が 11月 15日午前 10時 35分にセンター西側に到着。あいりん職安・西成労働福祉センター―認定通り―三角公園―今宮夜間宿所―銀座通り―萩之茶屋夜間宿所の順に約 30分で視察されました。報道陣を含め約50名位の団体が一斉に移動するという物々しい視察となりました。
その後、萩之茶屋夜間宿所の事務所で大阪府商工労働部と大阪市健康福祉局の代表を交え約 30分の懇談会が開かれました。懇談会では山田理事長から現状施策の問題点の説明及びホームレス自立支援基金としてより実情に合った、また、社会貢献に繋がる様な仕事出しの要請、大阪府商工労働部の代表からは自立支援に向けた長期的な雇用対策の要請・大阪市健康福祉局の代表からは、大阪市での生活保護受給者の増加問題(西成区だけで4割、その内あいりん地区が3割を占めている。)の説明と都道府県を越えた国への協力を要請されました。
それに対し岡田代表からは「政府の生活保護費の国庫負担率の引き下げについてはデタラメである。また、ホームレス問題については、まずは、仕事出しが大事であり、ホームレスの方達が、さまざまな経緯をへて現在に至っていることを考えるとメンタルケアを含めた総合的な対策が必要である。党内ではすでに、この問題に対しチームを作って取り組んでいる。」という話がありました。
約 1時間という駆け足での視察でしたが今回の視察と 11月 4日の請願行動が臨時国会において現状施策の再検討と現状で欠けている施策の新たな提起へと繋がっていくことを期待する。なお、大集団移動により地域の皆様にご迷惑をお掛けした事をおわびいたします。