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NPO釜ヶ崎 現場通信 76号

待ち時間たっぷりの健康検診、ご苦労様でした
秋も間近、暑さを乗り越えよう

健康検診の結果は、8月 18日以降、就労の日に、個々人に手渡します。
いましばらくお待ち下さい。

検診の様子

集団健康診査が終わりました。結構、辛抱がいる行事でありましたが 、本番はこれからです。

胸部レントゲン撮影では、朝撮影したものを特急で現像、昼には専門家が写真を見て判定、たいてい毎日 2人あて入院となりました。

結核はいい薬があるので、毎日三食食べて、たっぷり睡眠をとっていれば、そう怖い病気ではないのですが、輪番就労に来る多くの仲間はそんな生活を送れないでいます。だから、「怖い病気」ということになります。早期発見、早期治療が、結核にかかってしまった人だけでなく、感染する可能性が高い同じ現場で働く仲間にとっても大切ということになります。

検診の様子

今回の即日判定、本人への通知・入院の体制は、本人の治療だけでなく、予防の観点からも大きな成果を上げたものだといえます。 しかし、健康診査の本番はこれからです。長い時間待って、痛い思いをしてした採血の結果がわかるのが 18日以後。結果は、印刷されたものが手渡されますが、その読み取り方については、なるべく丁寧に説明できる体制が準備される予定です。結果を充分に活用し、病気の早期治療を心がけましょう。

検診の様子

生活保護申請の前準備(求職受付票)の方法が変わりました

職安(ハローワーク)の求職受付票の様式が変わりました

これまでの求職受付票は、ハガキくらいの大きさで、裏に職業相談した履歴を記入する欄があった。

生活保護の申請に行った時、求職受付票の裏の相談記録が、働こうと努力していることを客観的に示すものとなるから、65歳以下の比較的元気な人にとっては、生活保護申請の準備として、職安通いと職業相談のスタンプ押しは、欠かせないものであった。

ところが、最近、求職受付票の様式が変わった。大きさもハガキの三分の一くらいになり、裏の相談記録欄が無くなった。職安では、求職活動の記録は職員のパソコンで確認し、当人には記録を渡さなくても職業相談の業務には支障はないことから、様式の変更となったもののようだ。


8月からはこうなっている。「情報弱者」はこうする。

就労努力を客観的に示す、求職受付票の代わりとなるものは何か、ということで浮かびあがったのが、ハローワークの端末で検索し、印刷することのできる求人票だ。
職安に行くとタッチパネルのモニタが沢山おいてある。テレビの画面様の上を、筆ペン様のもので押さえることによって選択する端末機器で、年齢、希望産業、職種、雇用形態など順番に入力して、条件にあった求人情報を画面上に表示するためのものだ。

自分にあった求人情報、連絡してみたい求人情報があれば、横にある印刷機(プリンタ)で印字することができる。一回の使用で5枚までの制限がある。今後は、この印刷された求人情報が就労努力していることを証明する資料となる。

端末を使いたいときは、受付で申し出て、端末の番号を書いた紙をもらい、その番号の端末を使うことになる。端末の使い方は、職員に教えてもらうことができる。それでも使えそうにない人(情報弱者)については、阿倍野職安では、適当な求人情報を予め何枚か職員が印字しておいて、希望者に渡す。

印字された紙には日付も入っているので、何日職安に通ったかわかるようになっている。