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NPO釜ヶ崎 現場通信 24号

11月30日、市民健康診査の日(無料)!
萩之茶屋小学校で、午後2時から3時30分まで受付
冬を越えられる健康の確認をこの機会に

今月末、11月30日(金)に、萩之茶屋小学校で、無料の健康診査がある。誰でも無料で健康診断を受けることができるので、一年に一度、自分の健康状態を確認するために受けておこう。受診するためのルールは、連絡先=検査結果の送付先が必要なこと。

連絡先のない仲間は、釜ヶ崎支援機構の住所を連絡先とすることで受診することができる。無料検査の結果、さらに有料の検査が必要となった仲間については、釜ヶ崎支援機構が料金を立て替える。検査結果が届くと、名前を事務所の前に張り出すので、せっかく受けた検査を無駄にしないために必ず受け取りに来てもらいたい。

必須検査

血圧測定、尿検査、身体計測、40歳以上の方には血液検査=総コレステロール、HDLコレステロール、肝機能(GOT・GPT・r―GPT)、血糖、クレアチニン、中性脂肪、尿酸、総蛋白、A/G比。

一般健康相談

医師・保健婦などによる各種相談。

歯科健康相談

歯科医師による相談。歯科衛生士によるブラッシング指導など。

結核健康診断

エックス線間接撮影。結核などの胸部の病気を調べます。

選択検査

必須検査の結果、さらに検査が必要な方。心電図・眼底・貧血検査・ヘモグロビンA1c検査)料金600円(余裕のない仲間には釜ヶ崎支援機構で立て替えます)。

肝炎ウィルス検査

輸血歴・肝臓疾患の家族歴・肝臓疾患の既往歴の、いずれかに該当する方。料金1000円(余裕のない仲間には釜ヶ崎支援機構で立て替えます)。

有料の検査について、医療受給者証・老人医療証を持っている人、市民税非課税・生活保護受給者は無料の制度があります。

注意

ボタン・金具のついていない下着で受診すること(エックス線間接撮影に備えて)。雨でも実施します。酒を飲まないで行くこと。

今年の夏はとりわけて暑く、何人かの仲間が仕事中に倒れた。倒れるだけでなく、起き上がれなくなった仲間もいる。特掃詰め所で、65歳を前に亡くなった仲間がいる。

輪番就労も、月に3回から4回は回るようになり、少し仲間の収入も増えたが、野宿を余儀なくされている仲間にとっては、健康を守るに十分な金額ではないことは明らかだ。栄養バランスを考えた食事をとることもままならず、安物の酒で気を紛らわすことが多いと、必ず肝臓は壊れる。冬寒くなると、脳梗塞・脳溢血になる可能性も高くなる。

医者にかかるほどではないがなんとなく体調が優れないという仲間は、この際、健康診断を受けておこう。場所は、センター南、萩之茶屋小学校の講堂だ。連絡先として書く住所は、西成区萩之茶屋1-5-4。釜ヶ崎支援機構気付。


あいりん相談室(社会福祉法人 大阪自彊館)

失業や高齢、疾病などにともなう生活障害の諸問題をかかえ、「あいりん地域」で生活困窮状態を余儀なくされている労働者等に対して、生活全般にわたる相談を受け付け、その自立を支援します。

*事業内容

  • ①生活全般に対しての相談・助言
  • ②関係機関、各種団体との連絡調整及び情報交換
  • ③その他,目的達成のために必要な事業

西成区萩之茶屋1-9-14(大阪自彊館「三徳寮」内)
TEL.06-6645-0504(月~金/午前10時~午後3時)
(福祉の専門家による相談が受けられます)


中之島図書館に人気?

11月1日から6人枠で始まった大阪府立中之島図書館内書庫での本の清掃作業は、どうやら、皆が行きたがる人気の仕事になりそうな気配だ。

朝、希望者を募る方式をとっている。20人、30人と行く現場ではないし、仕事内容から好き嫌いもあることだろうと考えてのことだ。静かに黙々とチリ払いする作業。早い者から順に受け付けます。