お 詫 び
10月19日(日)午後2時から、ふるさとの家において、学習会「釜ヶ崎の課題と提言」を開催いたします。報告者は、
三輪嘉男(神戸学院大学教授)
玉井金五(大阪市立大学教授)
福原宏幸(大阪市立大学教授)
の三氏です。
会報の発行・送付作業の遅れから、このお知らせが、有効なものとなるかどうか、ほぼ事後通知となるのか、非常に危ぶまれます。まことに申し訳なく思っています。今後はもっと早くお知らせできるように努めたいと考えています。
なお、「ふるさとの家」は、西成区萩之茶屋2丁目、三角公園東・西成消防署海道出張所南にあります。(JR新今宮駅から南へ徒歩約10分)
釜ヶ崎雑記
最近釜ヶ崎の中で道路の整備が進み、車道と歩道の区分がはっきりしたところが増えてきた。
新しい歩道は、遊歩道のように見える。
街がきれいに見える。そのはずなのだが…。
歩道が整備された付近の持ち家やマンション・アパートなどに住んでいる人の中には、歩道が整備されない方がよかった、と思っている人もいるのではないか。
なぜ、そのように想像するかといえば、野宿を余儀なくされる労働者にとって、新しい車道とはっきり区分された歩道は、車にはねられる心配のない寝場所であり、現にそうなっているところもあるからだ。
新しい隣人にとまどっている人も多いだろう。
「西成差別」をうち消すために街の美化を、その一環としての道路整備、であるかもしれないが、根本問題が解決されない限り、街の中の問題をより複雑にするだけである。
労働者の街釜ヶ崎に今必要なのは仕事であり、野宿をしなくて住む福祉対策である。
釜ヶ崎反失連は、各区にリサイクルセンターをつくり、2千人の就労先とせよ、と要求している。
ゴミ焼却場の煙と灰から有害物質を取り除くためには、焼却処理以前の徹底した分別作業、有害物質の元となるものの完全除去が必要である。人類の未来のためにも…。
釜ヶ崎の未来のためにも、今すぐ実現をと、願っている。
ご意見を!(松)