提言―第1回釜ヶ崎フォーラム |
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釜ヶ崎を解放の街、人権の街に! | |
西岡 智 | 野宿者と釜ヶ崎労働者の人権を守る会代表 |
部落解放研究所理事 |
私が部落解放同盟中央本部の組織部長のとき、政府の失業対策事業廃止に対し、全日自労に結集した日雇労働者20万人が総決起しました。全日自労の中西五州委員長は徹底抗戦闘争から政策転換闘争へ路線転換をし、日雇労働者の技術修得を保障させました。この経験から「高齢者事業団」を発起し、現在は「高齢者生活協同組合」として就労保障を創り出しています。
また、当時私は、西日本の被差別部落民が多く出稼ぎにきていることを知り、大阪府に100万円の調査費を計上させました。
今、このことを参考にして「釜ヶ崎解放」の方策を考えたいと思います。
これら7点の提言を実現するためには、今までの釜ヶ崎解放運動の徹底総括と共に、大阪府・市の行政施策の総点検を行い、地元住民を中心に、府・市民の共鳴・共感を得る釜ヶ崎解放運動を展開することが大切です。「野宿者と釜ヶ崎労働者の人権を守る会」は微力ですが、具体的施策の研究を行い、提起したいと思いますので、皆さんの積極的な論議・論争を期待しています。
野宿者と釜ヶ崎労働者の人権を守る会 第1回総会 |
10月26日(日)第2回釜ヶ崎フォーラムの当日、フォーラムは午後2時からですが、その開会に先立って、「野宿者と釜ヶ崎労働者の人権を守る会」の第1回総会を持ちます。午後1時半からです。会場はフォーラム会場と同じ「部落解放センター6階小ホール」です。
取り立てて議題というものはないのですが、会費を納入して会員になっていただいている以上、また、会が人と人のつながりで社会的に成り立つものである以上、会計報告、人事の決定、来年度の活動報告などはできるだけ多数の会員の意見を聞く機会を設定し、直接、相互に意見交換できるようにするのが、当然のことであるので…。
常識的な退屈なものになるか活気ある場となるか、現に運営している私たちにもかかっているのですが、参加されるあなたにもかかっています。よろしくご出席を。
なお、会員でない方も、当日、オブザーバー参加ということで、発言・提案など大歓迎です。