第二回清掃事業就労者アンケート報告から |
府市のわずかな対策である清掃事業で働く高齢労働者の内404名に聞きました。(((96・7月)
年齢―登録輪番で働く意欲を見せる労働者の年齢をみてください。登録者希望者を含めると、千人近くの高齢者が仕事を求めていることになります。個々人の努力ではどうしょうもない地域の事情がはっきりでています。
最年少者―46歳・最高年齢者―81歳・平均年齢―62.7歳
年齢 | 46 | 50-54 | 55-59 | 60-64 | 65-69 | 70-74 | 75-85 | 合計 |
合計 | 2 |
4 |
107 |
156 |
93 |
28 |
11 |
401 |
*46歳から54歳までの6名は、いずれも「障害者手帳」所持者
一日街路清掃して得られる収入は、五千七百円です。しかも毎日働けるわけではありません。月に一度か二度だけです。どう頑張っても、食べるもままならず、公園や路上で野宿することを避けることはできません。お金がなければドヤ(簡易宿泊所)には、泊まれないからです。
「前回の清掃の仕事から今日までに、野宿を何回したか」と聞いたのの対して、「毎日」という回答が226名、すなわち全回答者404名中55.9%にのぼり、これに「一回から九回の間」という回答を加えると、69.3%にも達します。「野宿なし」という回答は38名、9.4%にしかすぎません。
入ってきた五千七百円のお金は、おそらく最も必要な食料費(約三日分か)に回され、宿泊代にまわす余裕はないわけです。
このような事情を抱える高齢者が、少年たちに、「働いていない」「寝るべき所でないところで寝ている」として襲われているのです。
みなさんの理解と、行政への電話一本の働きかけを、お願いいたします。
知事のパソコン目安箱(インターネット版)
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