自分と仲間の命を守る! 病院のかかり方シリーズ その2

保険証・お金がなくてもかかれる病院(1)
 

大阪社会医療センター付属病院
 

 しんどい野宿生活の中で、体を壊さない人はほとんどいないだろう。救急車を呼ぶほどでなくても、体調に異常を感じたら、なるべく早く病院で診てもらった方がいいにきまっている。だけど、保険証もお金も持っていない状況で、どうやったら病院にかかることができるのか…。

 今回は、無保険でも、お金がなくてもかかれる病院=無料低額診療所のうち、大阪社会医療センター付属病院(以下「医療センター」)のかかり方を紹介します。
 

【所在地】

大阪市西成区萩之茶屋1の4の33(あいりん労働公共職業安定所の裏手)

【最寄駅】

南海新今宮駅・JR新今宮駅・

地下鉄御堂筋・堺筋線動物園駅前

【電話番号】

06(6649)0321

【診療時間】

 午前9時から12時

午後5時30分から午後7時30分

(ただし夜診は月・水・金のみ詳細は裏)

【診療科】

 内科・外科・整形外科・神経精神科・皮膚科・泌尿器科

大阪社会医療センター付属病院とあいりん職安(新今宮駅より)

※入院が必要な時や宿泊(三徳ケアセンター等)を利用の場合、医療センターの中の相談室(6番窓口)で相談し、市更相など役所への紹介状をもらうことになります。詳しくは、受診前にNPO釜ヶ崎まで。また眼科や耳鼻科など他の科を受診希望される方もお越しください
 

医療センターの診察時間・診療科目

時間

9:00〜12:00

○・精神

○・精神・ヒフ

17:30〜19:30

  ○

 

○・ヒフ

 

○・泌尿

 

○印は内科・外科・整形外科(げか)

 

 

医療センター正面入口

@ 診療依頼書をもらう

◆ どこでもらえるのか

初診の人、前の受診から1ヶ月以上、間のあいた人は、「診療依頼書」が必要です。これは、大阪市立更生相談所(以下、市更相)、西成労働福祉センター(3階事務所内労働福祉係)でもらえます。

NPО釜ヶ崎でも紹介状(1回の受診のみ可)を発行しています。

A 受付をする

医療センターの5階で受付をします。そのとき、「借用書」を作ります。「お金がなくてもかかれる」と言いましたが、正確には「貸付」という形をとります。「ある時払い」でOKなので、ご心配なく。

借用書は診察券の代わりになり、以後受診する際に必要です。なくさないよう大切に持っておいてください。 

※入院が必要な時や宿泊(三徳ケアセンター等)を利用の場合、医療センターの中の相談室(6番窓口)で相談し、市更相など役所への紹介状をもらうことになります。詳しくは、受診前にNPO釜ヶ崎まで。また眼科や耳鼻科など他の科を受診希望される方もお越しください。

次号は、医療センター以外の無料低額診療所の活用方法を予定しています。


中之島野営闘争地にいる仲間で、医療センター受診希望の方へ。朝7時過ぎに釜ヶ崎行きのバス(勝利号)が出ています。詳しくは闘争本部まで。

特定非営利活動法人

釜ヶ崎支援機構

福祉相談部門

電話:06(6630)6061